皆さんこんにちは。
子育てサラリーマンのhimukaoです。
皆さんは普段珈琲を飲まれますか?
私はもともとコーヒーが好きで、焙煎珈琲店巡りをしていましたが、ついに好きが高じて、自分で焙煎をするようになりました。
この記事では、珈琲焙煎自家焙煎のメリットとその方法について紹介したいと思います。
珈琲焙煎に興味がある人の参考になれば幸いです。
珈琲自家焙煎のメリット
コーヒー焙煎を自分ですることのメリットを紹介したいと思います。
①焙煎したてのコーヒーを安く楽しめる
自分で焙煎することで焙煎したてのコーヒーを安価に楽しむことができます。
自家焙煎のコーヒー豆をお店で購入すると、100gで400~800円くらいしますよね。
美味しい店だったらついつい買っちゃいますが、たくさん飲む人にとっては、結構財布へのダメージが大きいです。
自家焙煎すると、とても安く楽しめます。
生豆は100g100円前後で購入可能です。
自分で焙煎するとガス代が50円くらい(カセットコンロの場合)で、100gの豆から80gくらいの焙煎豆ができますので、価格は170円くらいです。
半額以下で楽しめますので、たくさん珈琲を飲む人にはお勧めです。
②珈琲焙煎は楽しい
これは人によるかもしれませんが、珈琲焙煎は楽しいです。
いつも見ている焙煎後のコーヒー豆とは似ても似つかない生豆が、火を当てていくと色づいていき、香ばしい香りを放ち始めていきます。
焙煎温度をうまくコントロールしながら、コーヒー豆を作り上げていく過程が非常に楽しいです。
もちろん最初は失敗も多かったです。
しかし、失敗しながら何度かトライするとどんどん焙煎の腕が上がっていくのが分かります。
練習、考察、のサイクルを回しながら上達を実感できるのも楽しさの一つですね。
③珈琲豆に詳しくなれる
お店でコーヒー豆を買うと、「ブラジル」、「コロンビア」と商品名に書いてあってそれを購入してむことになります。
ただ購入して飲むだけだと、産地ごとの特徴が記憶に残りづらいと私は思いました。
私は焙煎豆を購入してるときは、購入のたびに記憶がリセットされており、何となくで豆を選んでいました。
自分で焙煎を始めると、同じ「ブラジル」でも農園や品種の違いで何種類もあることを知り、より豆の違いを意識するようになりました。
生豆を購入する際、お店によっては農園の情報を詳しく載せてくれているとこもあり、豆に愛着がわきます。
豆について予備知識がついた状態で焙煎すると、豆の違いによる味の違いをより意識するようになり、味がしっかりと記憶に残るようになりました。
私の珈琲焙煎方法ご紹介(himukao流)
それでは、ここからは私のコーヒー焙煎方法をご紹介していきます。
焙煎初級者の素人の一意見だと思ってご覧ください。
私は、基本的にカセットコンロを使用して手網で焙煎しています。
まずは使用している道具を紹介していきます。
使用している道具について
道具は下の写真に写っているものを使用しています。
焙煎時のセットアップもこんな感じです。
カセットコンロ:タフまる
風に強いアウトドア用のカセットコンロです。
ガス残量が少なくなってきても一定の火力を維持してくれますので、火力が落ちず便利です。
コーヒー焙煎以外でもアウトドア時にダッチオーブンを乗せたりもできます。
手網:信越手網煎り網
径16cmの手網です。
200gぐらいmまで豆を入れることができ、軽いため20分ぐらいなら降り続けることができます。
蓋もついているため非常に使い勝手が良いです。
ステンレス製ホールケーキ型(風よけ)
五徳の上において風よけとして使用しています。
屋外で焙煎する際、風によって火力が変動して焙煎しづらかったため風よけとして使用してみました。
使ってみると、火力が安定したため、その後も使い続けています。
もち網(火力斑低減用)
豆の熱の伝わりを均一にかつアップさせるために、上記のケーキの型の上において使用しています。
網自体の温度が上がることで、網からの輻射熱で豆を加熱できます。
直火だけだと伝熱の効率が悪いと考え導入しました。
温度計:dretec非接触式温度計
温度測定のために購入しました。
温度計は必須ではありませんが、私は再現良く焙煎できるようになりたく、使用しています。
使用時には、手網を火から離し、蓋を開けてさっと測定します。
ゆっくりとしていると豆の温度が下がってしまいますので、注意が必要です。
ハンディの扇風機
焙煎が完了した後に豆を冷却するのに使用します。
最初はドライヤーやうちわを使用していましたが、ドライヤーはコンセントの確保が面倒であり、うちわは冷却能力が低いため、ハンディの扇風機に落ち着きました。
子の扇風機は夏場赤ちゃんを涼ませてあげるのにも使用できるので、おすすめです。
焙煎の方法
これまでに紹介した道具を使用して焙煎していきます。
インターネットで検索すると、豆を洗ってから焙煎する方法が紹介されていることがあります。
私も最初は洗っていたのですが、洗うと次の2つのデメリットがあると感じ、最近は洗っていません。
- 焙煎後の香りが減る
- 豆の乾燥に時間がかかり、斑の発生とガス代アップにつながる
焙煎初期段階(開始~約150℃)
この段階はあまり熱を加えず、ゆっくりと豆を乾燥させていきます。
ガスコンロの上に手をかざして、熱いと感じるぐらいの高さで豆を加熱しましょう。
たぶんもち網から25~30㎝くらいの高さになるはずです。
4分ほど時間をかけて乾燥すると豆が美味しく仕上がります。
豆が水を含んだ状態で高温にすると、加水分分解(水があるときにおこる化学反応)により酸味物質が生成してしまい、えぐい酸味のあるコーヒーになってしまいます。
この過程はゆっくりと進めていきましょう。
焙煎中期(150℃~200℃)
最初の乾燥家庭が終わってくると、豆が緑っぽく見えます。
そこから、少し手網をコンロに近づけて、熱量をしっかりと与えていきましょう。
どんどん豆が茶色に色づいてきます。
斑ができないようにしっかりと豆を振りましょう。
小刻みに降るより、少し大きめの円を描くように振ると斑ができずらいです。
この過程は、豆が局所的に焦げないことを意識して進めていきましょう。
ハゼの開始から終わり(200℃~220℃)
昇温を続けていくと、豆から煙が出て、パンッと歯切れのいい音を出しながらハゼが始まります。
この歯切れの良い音ではじけるのを、1ハゼと呼びます。
ハゼが始まったら、ずっとコンロの上に手網をかざすのではなく、コンロから遠ざけたり、近づけたりを繰り返して、豆の温度が上がりすぎないようにしましょう。
ここで、一気に温度を上げると焦げっぽくて苦いだけの珈琲になってしまいます。
歯切れのいい音が鳴りやんだ後、コンロに近づけたり遠ざけたりを繰り返すと2,3分後にぱちぱちという音が鳴り始めます。
このぱちぱちという小さな音を2ハゼと言います。
この段階で焙煎を辞めるとシティローストです。
私はこの段階で焙煎を止めることが多いです。
シティローストだと、豆の香りの違い、苦味の違いを感じられます。
焙煎終了後
焙煎終了後は深めのザルに豆を移して、急いで冷却しましょう。
温度が高いまま放置してしまうと、化学反応が進み、焙煎度が上がってしまいます。
おすすめしたハンディの扇風機を使うと、豆が風でこぼれることなく、瞬時に冷却することができます。
最後に
焙煎が完了したら香りを楽しみましょう。
焙煎しすぎた場合は焦げっぽいかおりがしますが、上手くいくと焙煎珈琲屋で香る珈琲の香りが楽しめます。
焙煎後のコーヒー豆はガスを多量に含んでおり、すぐに抽出しても、ガスの気流が邪魔をして、上手く抽出できません。
2,3日寝かしてから楽しみましょう。
まとめ
この記事では、コーヒーの自家焙煎のメリットと焙煎の方法を紹介しました。
コーヒーを自分で焙煎すると、
- 安価に焙煎したてを味わえる
- 焙煎自体が楽しい
- コーヒーについて詳しくなれる
というメリットがあります。
焙煎時には次のことを注意してください
- 乾燥はゆっくりと進める
- 乾燥してからは温度の上げすぎに注意する
最初はこの2点に気をつければ、美味しく焙煎できると思います。
ぜひ皆さんも楽しいコーヒーライフを送ってくださいね。