皆さんこんにちは。
子育てサラリーマンのhimukaoです。
今回は就活生向けの記事になります。
就活の際に企業研究をしたり、業界研究をしたりと、できるだけいい会社に就職するために精一杯調査しますよね。
たしかに、新卒で就職する会社は大事です。
転職するにしても若いうちに良い環境で仕事をして、経験やスキルを蓄積することが重要になってきます。
今回は、そんな新卒の会社選びについて、新卒で大手の企業に入って、転職を経験した私が感じた、成長している会社の見分け方をお伝えしたいと思います。
この観点からの会社選びは、あまりネットにも情報が載っていないので、ためになると思います。
1.新卒採用人数の変動傾向を見る
ある程度業界や企業を絞った後は、新卒採用人数がどのように変動しているか見てみましょう。
大手企業で働くとわかりますが、採用人数は会社の状態を強く反映します。
採用人数を年々増やしているということは、事業計画上も拡大していくことを見越しており、人が足りないから採用人数を増やしている、ということです。
つまり、採用人数を増やす=社内の仕事が増えていっている、ということを意味しています。
これはすごく単純な話で誰もが知ってるよと思うかもしれません。
それでは、採用人数を減らす場合はどうでしょうか?
採用人数を減らしている、ということは社内の仕事が減っているという事態を表しています。
仕事が減っている会社に行っても、良い経験はできません。
惰性で会社が進めているような仕事をすることになり、新卒カードを使っていくにはもったいないと思います。
採用人数を減らすパターンをもう少し詳しく見てみましょう。
次の2つが考えられます。
①会社の売り上げが減り、規模が縮小している
これは最も危険なパターンですね。
会社の売り上げが縮小していっているので、仕事も減り採用人数が減っている状態です。
おそらく、こういった会社は採用人数を減らし続けるか、現状維持→減らすを繰り返していると思います。
こういう会社に行くと、面白い仕事には関われない可能性が高いです。
②目先の利益に左右されころころ計画を変えるような芯のない会社
大手企業にはこのパターンが多いと思います。
例えば、当初は事業拡大を見込んていたけど、コロナ禍で少し打ち上げが落ち込んだから、採用人数を絞ろうという場合です。
長期的に見れば、優秀な人材を数多く採用していかなければならず、そういう計画も立てていたはずですが、目先の不景気ですぐに採用人数を減らしている、ということです。
こういった会社は、どれだけ耳障りの良い方針を掲げていても、結局目先のことに飛びついたり、左右されたりすることが多いです。
確固たる事業方針がなかったり、いつも目先のことばかり考えて運営されている可能性があります。
こういった会社で働くと、「結局上層部はどういう方針で行きたいんだ」、「また方針がぶれている」と思いながら働くことが増えます。
多少売り上げが下がっても採用人数を減らしていない、もしくは増やしている会社は、しっかり長期的なビジョンを持って運用されている会社だといえます。
同じような規模、事業内容の会社が候補に並んだときは、判断の参考になりますので、採用人数の推移を見てみましょう。
2.初任給が高すぎる場合は疑う
就活の際は初任給が気になりますよね。
参考程度にとどめておくなら良いですが、初任給で会社選びをするのは危険です。
なぜなら、初任給はその後の賃金の上昇を反映してはいないからです。
初任給が高くても、その後の賃金の上昇が緩やかであれば、すぐほかの会社と給料は逆転します。
企業側は初任給をあげても大した打撃ではないので、簡単に初任給をあげることはできます。
例えば、新卒が100人いる会社で初任給を2万円上げるとプラス200万円のコスト増となります。
しかし、それなりの大手企業であれば大したコストではありません。
これで優秀なが育成が釣れるなら安いものだと思います。
なので、企業側は初任給を簡単に上げることができ、初任給はその後の賃金上昇を表していませんので、これで判断することは危険です。
私が最初に入社した会社も初任給は高かったですが、それは就活生を釣るためと入社後に明言されました。
お金は大事ですが、初任給の額につられていまいちな会社に行ってしまわないよう注意してください。
まとめ
この記事では、新卒で会社選びをする際のポイントとして、以下の2つを紹介しました。
- 新卒採用人数の動向を調査する
- 初任給が会社の規模に対して高い場合は疑う
採用人数の変化、初任給の設定を見て、なぜそうなっているかという企業の裏側をしっかりと考えてみてください。
私は入社後のギャップが激しく、新卒の会社で働くのがつらかったです。
皆さんもそうならないようにしっかりと調査してから会社選びをしましょう。
ちなみに、新卒での会社選びの段階から、自分の価値を高める方法を知っておくことをお勧めします。
次の本は転職に関する本ですが、新卒時点から読んでおくと、社会人生活での意識が変わるため、非常に良いと思います。
そのほか、転職などの仕事に関する記事も書いているため、良ければ参考にしてください。