子育てサラリーマンhimukaoの雑記ブログ

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家を建てる人必見。住宅選びで見落としがちな気密性について紹介。

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皆さんこんにちは。

子育てサラリーマンのhimukaoです。

 

 

新築の家って普通の人は一生に一度しか建てないので、色々なことを調べますよね。

 

 

私も念入りに調査をした一人です。

 

 

調べている中で、住宅業界の大部分は、家の性能に大きくかかわるある項目を検査せず、設計で保証もしていないという不思議なことが分かりました。

 

 

それは、気密性です。

 

 

この記事では気密性とについてご紹介したいと思います。

 

 

これから家を建てる方には参考になると思いますので、ぜひご覧になってください。

 

 

 

住宅に重要な気密性とは?

 

気密性とは、家にどれだけの隙間があるかを示す尺度です。

 

 

一般には、家じゅうの隙間を床面積で割った値であるC値(cm2/m2)で気密性を評価します。

 

 

これが小さい値であるほど、隙間が少ないことを意味します。

 

 

1999年~2012年の間の次世代省エネ基準にはC値5.0以下という記載があったのに対して、現在の省エネ基準ではC値に関する記述がなくなっているようです。

 

 

私が本やインターネットで調べたところ、C値1.0以下であれば高気密住宅、0.5以下であればかなりさらに気密性が高い家になります。

 

高気密住宅のメリット

 

気密性が高いと何が良いのでしょうか?

 

3つの高気密住宅のメリットをご紹介します。

 

1.断熱材の性能を十分に発揮できる

 

気密性が高いと、家の壁や天井に充填された断熱材の性能をフルに発揮することができます。

 

 

隙間があると、そこから暑い空気、冷たい空気が侵入するため、エアコンのでせっかく空調しても徐々に温度が外気に近づいていきます。

 

 

ぶかぶかのダウンジャケットをイメージしてください。

 

 

分厚いダウンジャケットを着ても、ぶかぶかで隙間から風が通ると全然暖かくありませんよね?

 

 

そういった外気の侵入による熱損失を防ぐうえで気密性は重要です。

 

2.空気のよどみがなくなり、部屋中の空気がきれいになる

 

現在の住宅は24時間換気装置で換気をすることが義務付けられています。

 

 

賃貸でも換気装置がついていますよね。

 

 

しかし、換気装置がついていても住宅の気密性が低いと空気がよどんで十分には喚起されません。

 

 

こちらの動画が参考になります。

 

www.youtube.com

 

 

私もアイフルホームでこの動画のような模型のデモを見て、気密性の重要性を再認識しました。

 

 

こういった空気のよどみが、赤ちゃんのアレルギー、アトピー、ぜんそくなどの原因になる可能性があります。

 

 

健康のためにもしっかりと気密性の高い家を建てましょう。

 

 

3.結露、カビを防いでくれる

 

先ほどの「空気がきれいになる」に似ていますが、気密性が高いことで、部屋の空気がしっかりと喚起され、湿度も滞留することなく排出されます。

 

 

気密性が悪い家だと、空気がよどんだ場所に湿度もたまり、結露の原因となります。

 

 

結露が続くと、カビが発生し、見た目が悪いだけでなく、健康にも害となります。

 

 

また、たまった湿度が壁の中に侵入すると、壁内結露となり、構造材の柱を長年かけて腐らせる可能性もあります。

 

 

木造住宅の強度が低下する大きな原因は、この壁内結露と白アリです。

 

 

どちらも高湿下で発生するものなので、気密性を高めて、湿度をしっかりと抜けるような住宅を選びましょう。

 

 

気密性に関する、住宅業界の不思議な点

 

これだけ住宅の質に大きく影響する気密性ですが、大部分のハウスメーカー、工務店は見学に行っても気密性に全く触れてきません

 

 

「C値はどれくらいになりますか?」と質問しても、返答がないハウスメーカーがほとんどです。

 

 

耐震性や断熱性、全館空調などの設備に関しては、意気揚々と語ってくるのに、気密性になるとわからない、というのも不思議な話ですよね。

 

 

また、ホームページを見ると「高気密」の文字があるのに、気密性をC値で表現しているハウスメーカーはほとんどありません。

 

 

少し考えてみると、すごく違和感のある事だとわかります。

 

 

家の断熱性や、耐震性は直接1棟1棟検査ができないので、その性能を設計で保証していますよね。

 

 

「設計通りに建てたら、耐震等級は3です」というような表現をしているはずです。

 

 

気密性に関しては、設計による保証もなく、気密測定による検査保証もないのに、多くの住宅メーカーが高気密を謳っています。

 

 

普通の製造業で設計保証もなし検査保証もないのに「〇〇な性能があります」なんて言うことはまずありえません。

 

 

また、住環境に気密性が非常に重要なのに、設計保証も検査保証もしていないメーカーが大部分というのも違和感がありますよね。

 

 

気密性を担保するには隙間を一つ一つ埋めていく丁寧な施工が重要です。

 

 

全国展開しているハウスメーカーといっても、家を建てる大工さんは場所によって違いますので、施工の品質を保つのは難しいため、このような状況になっているのでしょうか?

 

気密測定をしているハウスメーカー

 

全国展開しているハウスメーカーで全棟気密測定をしているところは非常に少ないです。

 

 

私は、全棟気密測定を実施するということは、施工に手を抜きませんよという意思の表れだと思い、全棟気密測定をしているところ以外では家は建てない、と考えていました。

 

 

私が調べた中で全棟気密検査をしているハウスメーカーは次の4つでした。

 

  1. 一条工務店
  2. アイフルホーム(LIXILグループ)
  3. フィアスホーム(LIXILグループ)
  4. アエラホーム

 

かなり少ないですよね。

 

 

知名度が高いのは一条工務店ぐらいではないでしょうか?

 

 

名の知れた大手のハウスメーカーが気密測定をしていないという事実にとても驚きました。

 

 

ハウスメーカーに関してはこの4つでしたが、地元の工務店は全棟気密測定をしているところが結構ありました。

 

 

まとめ

 

住宅の気密性について、気密性を検査しない住宅業界の違和感について紹介しました。

 

 

私は家族が健康で快適に住める家を建てたかったので、断熱性だけではなく、気密性も重視してハウスメーカーを選びました。

 

 

ハウスメーカー選びについて、別の記事で紹介していますので、参考にしてみてください。

himukao.com