子育てサラリーマンhimukaoの雑記ブログ

子育て中のサラリーマンが健康、仕事、育児、家事楽などについて役に立つ情報を発信していきます。

子どもを叱っていますか?子どもを叱ることのデメリットと叱る以外の対策を紹介!

f:id:himukao:20210715065856p:plain

こんにちは。

子育てサラリーマンのhimukaoです。

 

 

子供がやってほしくないことをしたときについつい叱ってしまう、という悩みはありませんか?

 

 

科学的には、その叱るという行動には多数のデメリットがあることが分かっています。

 

 

この記事では、子供に対しての叱るという行動の結果起こることを紹介し、叱る以外の対策を紹介したいと思います。

 

参考にしたのは次の本です。

 

 

 

 

 

叱るとほめるの本質を考える

 

なぜ私たちは子供がやってほしくないことをした場合叱るのでしょうか?

 

 

叱るということは、子供が好ましくない行動をとった後に親が叱ることで、子供にとっては嫌なことが起き、好ましくない行動が減るだろうという考えで実行されます。

 

 

行動分析学という学問では、下の図の用に、先行する条件に対して行動がなされ、それに対して結果が生じる、ABC分析という手法で行動を考えます。

 

f:id:himukao:20210712063951j:plain

ABC分析での叱るの考え方

 

この叱られるという結果が子供にとって良くないことなので、結果をもたらした行動が減る、という考えです。

 

 

しかし、叱って本当に子供の好ましくない行動は減っていますか?

 

 

その行動が全く減らないのであれば、叱るという行為は全く効果を発揮していないということになり、すぐに手法を変える必要があります。

 

 

一方で、ほめるということは、ある行動によってほめられたという良い結果が得られることにより、その行動を増やそうという考えで実施するものです。

 

f:id:himukao:20210712064038j:plain

ABC分析でのほめるの考え方

 

いつも子供を叱っているのに、褒めることは少ない、ということはありませんか?

 

 

子どもが一人で遊べた、ちゃんとご飯が食べれた、などの好ましい行動をした場合は、小さいことでもしっかりと感情をこめてほめましょう。

 

 

叱ることのデメリット

 

叱っても子供の行動が変わらない時は、効果がないのでやっても意味がない、という話をしました。

 

 

しかし、うちでは効果が出たよ、という方もいると思います。

 

 

そういう方に知ってもらいたいのは、あまりにも叱って子供の行動をただすと、子供が特定の状況でしか好ましい行動をとらなくなる、ということです。

 

 

例として、下の図を見てみましょう。

f:id:himukao:20210712064102j:plain

子どもが場合分けをして考えた場合

叱ることによって子供の好ましくない行動を減らし続けようとするとこのようなことが起きます。

 

 

叱るお母さんがいるときは、叱られないために、ご飯で遊ぶのをやめます。

 

 

しかし、お母さんがいない時は、お母さんに叱られないので、これまで通りご飯で遊びます。

 

 

つまり、お母さんがいるかいないかという条件で子供の行動が変わってしまいます。

 

 

私たちが子供を叱るのは、どんな時でもよい行動をとってもらいたいからですよね。

 

 

それなのに、叱ってばかりで子供の行動を矯正しようとすると、家庭で親がいるときだけ正しい行動をとって、それ以外では問題行動をとるような子供に育つ可能性があります。

 

 

それは私たちが望んだ姿ではありませんよね。

 

 

また、叱ってばかりだと、叱られた行動に関連するものが嫌いになっていく、ということもわかっています。

 

 

例えば、ご飯の時に起こってばかりだと、そもそも食事が嫌いになってしまってご飯の時間が子供にとって苦痛になってしまうことがあります。

 

 

私も、子供が水筒の水をこぼすことに対して叱ったら、子供が水を飲まなくなったというのを経験しました。

 

 

叱ってばかりだと子供が色々なものを嫌いになってしまいますので、注意しましょう。

 

 

 叱る以外の対策は

 

 叱るのデメリットを把握したとこで、叱る以外の対策を考えていきましょう。

 

 

最初のABC分析に戻ります。

f:id:himukao:20210712065112j:plain

ABC分析

これまで触れてきませんでしたが、 一番左に「何らかの条件」という項があります。

 

 

ここをしっかりと考えていくことが、子供の好ましくない行動の解決の糸口となります。

 

例えば、遊ぶ時間が足りていなく、まだまだ遊びたかったので、ご飯で遊んだ可能性があります。

 

 

もしくは、スプーンが上手に扱えず、ご飯を食べるのが難しかったから遊びだしたという可能性があります。

 

 

一人で食事をしていてつまらなかったから遊びだしたなんて可能性もありますね。

 

 

このように、子どもがなぜそのような行動をとったかをしっかり観察して考えましょう。

 

 

子どもが好ましくない行動をとるに至った要因を取り除いてあげれば、子供の問題行動は減っていきます。

 

 

我が家での例を紹介します。

 

 

我が家では一時期子供がおもちゃのレールを投げて遊ぶ時期がありました。

 

 

木製のレールを投げると非常に危なく、うるさいので、困った挙句投げるたびに注意しましたが、治りませんでした。

 

 

妻と相談した結果、遊び方が難しくて投げるのではないか?という考えに至り、レールでの遊び方を丁寧に何度も教えてました。

 

 

すると、これまで投げていたレールをつなげて、遊ぶことができるようになりました。

 

 

この場合は、「何らかの条件」は、「遊び方がわからない」だったということになります。

 

 

このように、子供がなぜその行動をとるのかの原因を夫婦でよく話し合って対策をとることが重要です。 

 

 

まとめ

この記事では、以下の内容を紹介しました。

  • 叱ることの意味
  • 叱ることのデメリット
  • 叱る以外の対策について

 

ただ単に叱るだけではなく、子供がなぜその行動をとったかの原因を考えることに注力しましょう。