皆さんは現在の仕事に満足していますか?
私は大学時代勉強や研究に励み、そのかいもあって第一志望の大手企業に就職できました。
そんな私を待っていたのは希望と異なる分野、職種への配属。社会人生活は最悪なスタートでした。
その後仕事内容が変わったりもしましたが、入社前後のギャップはぬぐえず、悩んだ末に転職を決心しました。
私のように20代後半で仕事に関して悩む方は多いと思います。
そんな方に参考になればと思い、私が考えたことや参考にしたものを記事にしました。
転職を始める前に
まずは私の転職のきっかけ、転職活動を始める前に参考にしたものを紹介したいと思います。
私との共通点があれば、私の転職活動が参考になると思いますので、ぜひご覧ください。
転職のきっかけ
このブログをご覧になっている皆さんもそうかと思いますが、会社への不満を書くとそれだけでも膨大な量になってしまいます。
なので、特に強く感じた転職動機を掲載します。
私と同じ思いの人は転職すると好転する可能性があると思います。
・特殊なポジションで、一人で仕事を進めることが多く、他人を見て学ぶ機会が少なかった。
・技術本位じゃなくて、政治家気質な雰囲気が嫌だった。
・希望の分野、職種でなかった。
・毎日5時半起床で朝が早かった。
・近隣部署の上司が皆楽しくなさそうに仕事をしており、明るい将来が想像できなかった。
なんだそんなことかと思うかもしれませんが、これらが解消できるような転職をした結果、非常に満足度が上がったと感じられました。
転職を始める前に参考にしたこと
なんとなく「転職」を考えるけど、なかなか行動には移せませんよね。
まずは、参考になる本を読んで自分が転職するべきかどうかを考えることをお勧めします。
私が参考にした本は「転職の思考法」という本です。
かなり有名な本なので、転職で検索して私のブログに行き着いた方は目にしたことがあるかと思います。
私がこの本を読んで転職をしようと強く思いました。
この本から学んだのは次の通りです。
〇マーケットバリューは所属する業界の生産性に依存する。
私は大手メーカーの最も古い部署に配属されました。
その分野は国内ではだいぶ下火です。
この分野で転職サイトの求人を見ると、ほとんど求人がありません。
一方、花形部署の分野で求人を見ると、数多くの求人が出てくるのを目の当たりし、自分の所属する分野の大切さを痛感しました。
今後のさらなる事業の縮小、転職先の減少などを考えると、思い切って転職して分野を変えたほうがメリットが大きいと考えました。
異動希望を出せばいいじゃんと思われる方もいるかと思いますが、大手企業はそんなに甘くありません。
基本的に若手が事業をまたいで移動することは一部の訳ありの方を除いてほとんどありません。
転職の進め方
次に転職したいと思った後にどのように行動したかを説明します。
項目は下記のとおりです。
- 転職エージェントに登録する。
- 求人情報を見て会社を選ぶ。
- 志願書を出して面接を受ける。
それぞれ説明していきます。
転職エージェントに登録する
リクナビネクストに登録していたら頻繁に「スカウト」という連絡がきて、
転職エージェントが接触してきますので、その中から適当に選んで登録しました。
スカウトという言葉が書かれていますが、誰にでもばらまいているものと思っています。
ここで注意点です。
エージェント選びはしっかりとしたほうが良いと思います。
私は大手2社、地方特化1社のエージェントを利用しましたが、
地方に特化したエージェントが圧倒的に良い情報をくれたと思いました。
大手はただ大手の求人をばらまくだけ、というイメージです。
転職も地方の特化のエージェントを通して決めました。
求人情報を見て会社を選ぶ
エージェントに登録したらたくさんの求人を見せてくれます。
その中から会社を選んでいきましょう。
ついつい欲を出して大手企業を選んでしまいがちですが、
当初の転職に至った思いを成就できる会社を選んでいきましょう。
ここで一冊本を紹介しておきますね。
「科学的な適職」という本です。
この本には適職を選ぶために役に立つ情報がたくさん記載されていますので、ぜひ転職を考えている方は読んでみてください。
人間には適職を探すような脳の働きがないため、仕事の選択を間違えるというような記述が面白かったです。
本書に記載されていますが、人は良さそうな求人を見つけると、いいとこばかりに目がいきます。
会社を選ぶ際はできるだけ悪いとこも列挙して、客観的に選んでいきましょう。
おすすめは、自分を主人公とした小説仕立ての解説を頭の中で考えてみることです。
こうすると、客観的に自分の行動をとらえやすくなります。
志願書を出して面接を受ける
面接を受けると書きましたが、転職ではなかなか面接を受けることができません。
私はすべて分野外の求人を選んだこともあり、書類通過率は1~2割でした。
貴重な面接の通過率を上げるために、私の失敗体験などから転職面接で注意したほうが良い点を挙げたいと思います。
分野外への転職を考えている人は参考になるかと思います。
- 転職後の将来のビジョンを明確に、具体的に用意しておく。
- 転職を考えたきっかけのできごとを用意しておく。
- 自分が残す仕事に対しての考えをまとめておく。
簡単に説明していきます。
転職後の将来のビジョンを明確に
分野外に転職する人は、自分のどういった技術、スキルを伸ばしていきたいか分野外なので説明できませんよね。
そこで、その会社でどういったキャリアを歩みたいか、何がしたいかを詳しく聞かれると思います。
この質問に対してぼんやりした回答をした会社はしっかりと落ちましたので、
皆さんうやむやにせずしっかりと考えたほうが良いと思います。
自分が志願する分野は現在どのような状況で、今後どのようなことが求められるのか、
その分野の本を読んで勉強するのが良いと思います。
転職を考えたきっかけについて
転職理由ではなく、転職を最終的に決めた出来事などを聞かれることがあります。
私は正直すぎるネガティブな発言をしてしまい、最終面接で1社落ちました。
具体的には、今の職場ではスキルが身につかない、というような発言をしました。
そういう発言をする人はどこでもスキルが身につかないだろうと思われますよね。
何かポジティブにとらえられる出来事を用意しておくとよいかと思います。
自分が残す仕事に対しての質問
転職するということは、少なからず仕事を残して会社を辞めることになります。
その仕事をどうするのか聞かれることがあります。
正解はない質問だと思うので、何か答えることが重要だと思いますが、私は答えに詰まってしまいました。
その仕事はしっかりとまとめているので問題ない、引継ぎをしっかりする、私の中では合格点というとこまで進められた、などの発言をすればよいかと思います。
こういう質問が来る可能性がありますので、ご注意ください。
転職した後の感想
私は何とか大きく成長している分野に転身することができ、当初の思いのいくつかを成就させることができました。
分野外ということもあり、勉強することが非常に多いですが、やる気があれば何とかやっていけるなと感じております。
転職してよかったと思える点は下記のとおりです。
・成長分野へと転身できた。
・朝がゆっくりになり、朝の家族の時間ができた
・成長している企業の文化を学べた
また、いつかそれぞれを記事にしたいと思います。
この記事が転職を検討している人の一助になれば幸いです。