子育てサラリーマンhimukaoの雑記ブログ

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私の人生指南書紹介。アラサーの方必読「35歳の教科書」

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こんにちは。

子育てサラリーマンhimukaoです。

 

今回は私がブログや新しい趣味を始めたきっかけとなった本を紹介したいと思います。

 

その本は藤原和博氏の「35歳の教科書」という本です。

 

 

この本は高度成長社会から成熟社会へと変化しつつある日本で、30代という年代はどうするべきかが書かれた本になります。

 

 

サラリーマンとして働いており、そこそこの生活はできているけど、心の中に漠然としたもやもやを抱えている方、是非参考になると思いますので、この記事を読んでみてください。

 

 

本の概要紹介、本を読んで私が考えたことをお伝えしたいと思います、

 

  

 

35歳の教科書紹介

 

 まずは本の概要を紹介していきます。

 

著者について

 

 

著者は元リクルート社員で、寝ずに働く企業戦士だったようです。

 

 

数々の実績を上げて活躍されていたようですが、30歳で体を壊し、自分の働き方や人生に疑問を持ち始めたようです。

 

 

その後は、日本よりも社会として先に成熟したヨーロッパに行き、成熟社会の在り方を肌で感じ、教育の道にキャリアチェンジしたそうです。

 

 

キャリアを変えた後は、公立高校の民間校長になって今の社会に必要な教育を発信したり、こういった書籍を執筆し、今の社会に必要なことを発信している、という方になります。

 

 

概要紹介

 

本の引用ではなく、私が解釈した内容を説明していきます。

 

現代日本は成長社会から成熟社会へ大きく変わろうとしている

 

戦後の成長社会には人生のロールモデルに正解がありました。

 

 

いい高校、いい大学に進み、いい企業に就職したら、年功序列で給料が上がっていき、幸せになれる。

 

 

会社に身を捧げ、多少のことは辛抱し仕事を続ける。

 

 

こういったロールモデルの「正解」をみんなが信じて追い求めていたのが、戦後の成長社会です。

 

 

正直、私も学生の頃はそんな考えを持っていました。 

 

 

しかし、1990年代のバブル崩壊から、日本の成長に陰りが見えてきました。

 

 

成長が鈍化した今、昔のロールモデルの正解を真似しても生活が良くなり、幸せになる、ということはなくなってきました。

 

 

終身雇用も崩壊し始めていますし、会社に身をゆだねればよいという時代は終わりました。

 

 

私たちは、自分で自分の人生を設計していかなくてはなりません。

 

 

今定年を迎える親世代と、私たち世代で社会とは大きく変わっている、ということをしっかりと認識することが大事です。

 

30代は人生の方向性を決める時期

 

成熟社会となった今、人生の計画は自分で決めなければなりません。

 

 

成熟社会は多様で複雑で変化に富む社会です。

 

 

何も考えず生きていくと、その変化についていけなくなります。

 

 

私たちは、20代で蓄積した経験やスキルをもとに、30代はどういった人生を歩みたいかを自分で考える必要があります。

 

 

私は、前職の分野の将来性に不安があり、まったく違う業界へと転職しました。

 

 

この本では30代からは昔から好きだったことや新しい趣味に本格的に打ち込むことを勧めています。

 

 

30歳から趣味を始めても、10年、20年と続けると、達人の域まで昇華することができ、趣味と本業をあわせることで、新たなビジネスを始められる可能性が出てくるからです。

 

 

「正解」よりも「納得感」

 

正解のない時代ですから、様々な場で出す結論には「正解」というものはありません。

 

 

みんなが限りなく「正解」に近いと納得できたことを選択して世の中は進んでいきます。

 

 

この納得感を得られるようなプレゼン力、知識のアウトプットが必要である、とこの本では述べています。

 

 

成熟社会では、テストで答にたどり着くスキルより、みんなから納得を得られるスキルを磨くことが大切です。

 

 

「35歳の教科書」を読んだ感想・実践したこと

 

この本を読んだ感想と、実践したことを紹介します。

 

「35歳の教科書」を読んだ感想

 

会社員になってみて、過剰に残業しているけど、会社がどんどん成長している実感はなく、どこかみんな辛そうに働いていると感じていました。

 

 

この本を読んで、日本が成熟社会に入ってきたためなのかなと感じました。

 

 

また、30代こそ将来をしっかりと考え、将来に向けて準備をし始めるタイミングである、という言葉にグッときました。

 

 

将来何をしたいか、今から何ができるかを本気で考えるようになり、会社に依存せずとも生きていけるようになりたいと思うようになりました。

 

 

私の考えを大きく変えた、という点でこの本に出合えてよかったと思いました。

 

 

「35歳の教科書」を読んで実践したこと

 

【転職】変化を経験してみた

 

一つの会社にいてはわからないことがたくさんあります。私は違う分野、違う文化の会社も経験してみたいと考え、転職をしました。

 

 

この成熟社会では、長い人生の中で同じ会社にずっといれる可能性は低いですし、ずっと同じ会社にいるのもつまらないと思います。

 

 

そこで、若いうちに転職に挑戦してみようと思い、転職しました。

 

 

まったく、前職と違う人たちと、まったく違う企業文化の中で働くことはとても新鮮で非常にいい経験になっています。

 

 

環境が大きく変化することを経験できる点でも転職は良いと思います。

 

【珈琲焙煎・ブログ・英語勉強】新しい趣味にトライしてみる

 

前から興味があったコーヒー焙煎とブログをはじめてみて、勉強したいと思っていた英語を勉強するようになりました。

 

 

10年、20年と続ければ、達人の域になり、新たなビジネスを生む出せるかもしれません。

 

 

まずは、趣味として楽しみながら続けていきたいです。

 

 

【マイホーム購入】地域密着の自営業を目指して

 

将来のことを考える中で、大きな世界で小さなシェアを取って稼ぐか、小さな世界で大きな存在となって稼ぐか、考えてみました。

 

 

私は後者の方が自分にあっているかなと思い、郊外の住宅街を拠点として、地域密着のビジネスをしたいと考えました。

 

 

 そのためには、特定の地域に長く住んで、交流の輪を広げていく必要があります。

 

 

なので、将来ビジネスをしたい地域に家を建て、そこでの知名度を上げながら準備を進めようと考えました。

 

 

転勤族でずっと賃貸暮らしをしていくと、近所の知人、友人という関係がほとんど築けません。

 

 

人生100年時代では、近隣の交友関係も「資産」として重要だといわれています。

 

 

マイホームを購入すると、近隣でのコミュニティという「資産」が築けるというメリットもあります。

 

 

まとめ

 

この記事では「35歳の教科書」の概要、私が読んだ感想と実践したことを紹介しました。

 

本の概要は次の通りです。

  • 現代日本は成熟社会へと変化しており、昔とは人生についての考え方を変える必要がある。
  • 30代はこれまで身に着けた経験やスキルをもとに人生設計を再度する時期である。
  • 「正解」を見つける能力よりも、「納得感」を得られる能力を磨く必要がある。

 

これを読んで私は次のことを実践しました。

  • 転職して変化を経験してみる。
  • 将来ビジネスにつながる可能性のある新しい趣味を始める
  • マイホームを購入し、特定の地域に腰を据える。

 

人生を考えるうえで皆さんの参考になれば幸いです。