皆さんこんにちは。
子育てサラリーマンのhimukaoです。
私は前職でも現職でも工場で働いています。
就活性や違う業種の方からすると、大学院まで出た人が工場でどんなことするの?と思われるかもしれません。
今回は、前職の工場勤務の一日を紹介したいと思います。
異業種の方には、工場の一日を知ってもらえれば幸いです。
就活生には、就活の参考にしてもらえれば幸いです。
前提として、この時私は生産現場の生産技術職として働いていました。
ちなみに、前職の会社の概要は次の通りです。
- そこそこの大手企業でグローバルに展開している。
- 新入社員のほとんどは有名な大学出身者。
- 給与もそこそこ高く、就活生に人気。志願者は数万人
- CMなどもしており、就活生認知度は非常に高い
非常にクリーンでイノベイティブな会社だと思いっていましたので、私も入社時は期待で胸を膨らませていました。
しかし、待っていたのは、希望とは違う職種、過酷な現場での作業でした。
それでは、私の一日を紹介したいと思います。
- ①6:30 出社
- ②7:00~7:30 朝の会議
- ③8:00~19:00 現場での試作
- ④19:00~20:00 その日のデータまとめ
- ⑤20:00~22:00 帰宅、食事、そして睡眠
- ⑥3:00~6:00 起床、報告資料作成
- まとめ
①6:30 出社
工場の朝は早いです。
私も周りに後れを取らないよう6:30には会社につきます。
会社につくと当然のように先輩、上司はデスクに座り仕事をしています。
この時はこの部署しか知りませんでしたので、違和感はありませんでしたが、今思うと異様な光景です。
この時間には工場中の人が普通に仕事を始めていました。
②7:00~7:30 朝の会議
7:00から毎朝会議があります。いちおう始業は8:00からです。
前日の生産の状況や当日の予定などを共有する大事な場です。
がしかし、始業前にする必要はあるのでしょうか?
この会議の準備などで、皆さん6:30には当然のように出社していました。
当時独身の私は家族ができたら絶対こんな働き方したくないと思いました。
この会議の後は8:00までデスクワークをします。
ちなみにその間早出はつけません。誰もつけていないからつけられません。。。
③8:00~19:00 現場での試作
生産ラインを使用した試作をします。
準備からデータ採取、片付けまで自分たちのグループだけでするのでめちゃくちゃ時間がかかります。
この試作だけで基本的に一日が終わります。
常に現場で作業しており、机に座ることは、ご飯を食べるとき以外ほとんどありません。
携帯電話の万歩計は毎日2万歩をたたき出します。
しかも、私が働いていた工場の気温は40~50℃くらいあります。
毎日汗だくで作業をしていました。
研究開発にあこがれて入社しましたが、待っていたのは現場で汗だくで働く仕事です。
私は学会や大学の研究発表で賞をいただいたこともあり、研究には一定の自信を持っていました。
論文を出したこともあります。
がしかし、そんな私も配属一つでただの現場作業員になります。
現場でのデータ採取というと、ちょっと理系っぽいですが、てきとうに条件を数点ふって、傾向を見て考察するだけです。
生産工程は複雑すぎて理論だけでは現象をすべて表現できない場合が多いです。
正直、高度な専門知識を身に着けていなくても、誰でもできる仕事だと思います。
④19:00~20:00 その日のデータまとめ
この時間になり、やっとホワイトカラーっぽい仕事になります。
試作の結果や採取したデータをまとめていきます。
このころには、高温の環境に長時間居たせいでふらふらしています。
早く帰るために、朦朧とした意識の中でデータを急ぎまとめます。
⑤20:00~22:00 帰宅、食事、そして睡眠
くたくたなので、ご飯食べて風呂入って速攻寝ます。
⑥3:00~6:00 起床、報告資料作成
先ほどのスケジュールだとデスクワーク全然できていませんよね。
そうです、仕事は全然終わっていません。
この時間から資料作成などを頑張ります。
缶コーヒーで無理やり脳を覚醒させ、血眼になりながら早朝デスクワークをします。
そして、6時になったら朝食をとり、朝の会議に向けて出社していきます。
ちなみに、この朝のデスクワークは無給です。
今思い返すと、かなりの時間サービス残業していました。
まとめ
今回は前職での私の一日を紹介しました。
いかがでしたか?
結構驚きではないでしょうか?
こんなスケジュールで働く日が、月の半分から4分の1くらいはありました。
古い会社の生産現場に配属されると、大学院卒でも今回紹介したように仕事をすることが多いのではないかと思います。
皆さんも就活の時は絶対に行きたい部署に行ける、という確信がある会社を選んでいきましょう。
こんな働き方をずっとはできないので、転職を早い段階から考えるようになり、6年目でついに転職をしました。
転職に関する記事も書いていますので、ぜひ参考にしてください。